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Next Keiji's World

こだわりを持たない」の本質

普段歩いている道端の風景が、楽しい気分の時と寂しい気分の時に少し違った表情を
していると感じたことはないでしょうか?また昼間は何とも感じない風景も夜の月夜
に照らされると、ものすごく幻想的なものに様変わりしているなんて事はないでしょ
うか?

 モノの見え方は、同じ風景でも人や時によって全然違うでしょうし、その時の感情に
よっても全然違ってくると思うのです。絵を描く上で自分の画風を統一し、ひとつの描
き方を追求していく事も真であるとは思います。しかし私は、様々な表情を見せるその
モノを表現するのに何が最適な方法かを、その折々で感じる自分の気持ちと相談しなが
ら選択していく事の方がもっと大事なのではないかと思うのです。

 モノの表情というのはきちんと目を向けてやらないとすぐにふてくされてそっぽを向い
てしまいます。だからそれに気付ける様に自分の気持ちも常に変化に対して敏感でなくて
はいけないと思っています。

 これからも日本全国に足を延ばして、様々な風景を「こだわりを持たず」描いていき、
それを見てくださる皆様に何かを感じていただけるような作品を描いていきたいと思って
います。これから先の画業の中で私のことを応援してくださる皆様に感謝の意をこめて、
より一層真剣に絵に取り組んでいきたいと思っています。


                                                                                          山崎 啓次

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